メディア掲載情報

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  • 50余年の歴史を経て業績V字回復のIT企業
    「夢大和」を旗印に100年企業を目指す

  • 製紙大手・三菱製紙や機械商社の西華産業、ITベンチャーのソフトブレーンなど、様々な業種の企業で要職を歴任し、数多くの企業の事業再生を成功に導いてきた事業再生請負人として知る人ぞ知る駒木慎治社長。その駒木社長が2015年1月、最後のキャリアとして選んだのが、1966年10月設立の老舗IT企業、株式会社大和システムクリエートの事業立て直しと、100年企業への道筋を確かなものにすることだった。

    「株式会社大和計算センター」として日本橋の地で設立した同社は、大手企業をクライアントに実績を重ね、長い歴史で形成された誠実で勤勉な企業文化のおと、数多くのノウハウと最新技術への取り組みを通じて、顧客との深い信頼関係を構築してきた。91年に現社名に変更して以来も、物流・生保・公共・航空・鉄道・公官庁・通信など、幅広い顧客のプロジェクトに参加。新規開発から運用・保守に至るまで幅広い工程にワンストップで携わり、顧客からの厚い信頼に応え続けてきた。

    今年で54期目を迎える長い歴史を支えてきたのは、社員が社員を育成し継承する、新卒採用の社員のみで形成された企業風土だ。その社風が人材教育に繋がり、誠実で勤勉な社員が多いことが、顧客からの強固な信頼に繋がった。

    ただ一方で、安定性を重視する余り、新規案件拡大を推進する積極性に欠ける側面もあり、リーマンショック後の2010年頃からは受注件数は変わらないものの徐々に収益が悪化。危機感を抱いた当時の経営陣からの要請で、14年7月にアドバイザーとして社外取締役で入社し、わずか半年後の15年1月に代表に就任したのが、駒木社長だ。
  • 本社エントランス

    駒木社長を囲む経営幹部と女子社員

M&Aによる中小企業とのコラボで相乗効果を発揮

  • 数多くの企業経営に携わる中で、駒木社長が模索してきた経営にとって大切なこととして今思うのは、①「社員一人ひとりが将来に夢を持ち幸せになること」②「企業としては、事業を営んでいる以上、利益を出すこと」③「企業は誠実に盤石に継続と継承をすること」の3カ条だ。

    そのために駒木社長は就任初年度の年頭挨拶で、夢をもって新たな大和を築くこと=「夢大和」を旗印に掲げた。併せてその年のキーワードを毎年設定し、行動規範とした。

    1年目は「検討と遂行」2年目は「意識と変革」3、4年目は「自立と改革」「良識と品質」と続き、5年目の今年は「創造と調和」に定めた。

    駒木社長は就任初年度から大幅な組織改革に着手。新規案件を扱うソリューション開発部門を新設し、顧客単位の部門対応から業態別部門対応に切り替えることで社員の流動性を高め、顧客の要望に柔軟に総合的に対応できる組織再編を実施した。その結果、就任2年目には過去最高益を弾き出し、3年連続で増収を達成。個々の能力を集結し、協調を持って最大限の力を引き出し、新たな事を自ら産み出す「創造と調和」の5年目に繋がっていく。

    設立54年目を迎える今年を100年企業に向けての第2創業の年と位置付ける駒木社長は、今後の3ヵ年計画について次のように語る。
    「長い歴史で培われた良き慣習・風土は次の世代にも引き継ぎ、事業においては世間動向や業界動向を常に柔軟に受け入れ、停滞することなく変革し続ける意識を持つことが大切です。『創造と調和』をテーマに掲げる今年からは、①『社員、家族、お客様が夢を持てる充実した企業への再創業』②『自ら理解・推論・学習するコグニティブAI事業や新たなIOT事業分野への参入』③『同業他社との連携並びにIT企業集合体構想と中小零細企業の連携HD化構想の実現』の3テーマを基に、新たな事業領域への展開を進めます」

    同社では既に、中国やベトナムを始めとするオフショア開発以外にニアショア開発拠点として九州・沖縄等の企業とのコラボを進めるほか、昨年から今年にかけて「スカイネット」「アップストリームジャパン」の2社のグループ化を実現。中小IT企業への支援で相乗効果を上げ、新たな展開も進行中だ。
  • 代表取締役 駒木 慎治

    スカイネット

    アップストリームジャパン

「みんなの夢AWARD9」チャリティ活動に積極協賛

  • 社員とのコミュニケーションを大切にする駒木社長は一方で、チャック・ウィルソン氏が大会実行委員長を務めるメンタル不全や引きこもりの社会復帰支援を目的とした「日本ITチャリティ駅伝」に4年連続で協賛するなど、社会貢献にも積極的に取り組んでいる。ちなみに、対外的にも多くの知人を持ち、ITチャリティ駅伝の競技委員長を務める、サポートワン株式会社社長の勝見成久氏も駒木社長の古くからの知人の一人である。

    また今年からは、参議院議員・渡辺美樹氏が代表理事を務め、専務理事は中川直洋氏が務める公益財団法人みんなの夢をかなえる会主催の、若者の夢を応援する「みんなの夢AWARD9」への協賛も開始。夢を持つことを大切にする同社ならではのチャリティ活動だ。
    「若者には常に失敗を恐れず前向きに挑戦する心構えを持ち、企業活性化のための新しいアイデアを提案して欲しい」と、駒木社長は新卒者や若手社員に期待を寄せる。

    週刊朝日 2019年3月29日増大号(2019年3月19日発売)「Challenge 2019」

  • 日本ITチャリティ駅伝協賛

    みんなの夢AWARD9協賛

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